旅行

ケベック・シティ: ロマンス、文化、そして太くなるばかりの胴回り

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  • 5日間
  • 全20アクティビティ

ケベック・シティへの旅を計画したときは、味覚を美食で喜ばそうと考えていましたが、自制力のなさは予想以上のものでした。カフェやパティスリーは文字通り何百店も軒を連ねており、どの店にも甲乙つけがたいほどおいしそうなお菓子が並んでいました。これほどこってりしたものばかりを一度に食べたことは、生まれてこのかたありませんでした。今回は、文化のスパイスを少々効かせながら、ケベック風の暮らしに浸って、思う存分望を満たす旅を目指しました。 

日 1
デカダンスへの入門
ケベック・シティの旅、第1日目の朝は、多少の時差ボケがありましたが、通りのカフェから漂ってくる香りで乗り越えられました。旅の手初めとして、まずアイルランド人の記念の地、グロス島に船で渡り、セント・ローレンス川のほとりにあるカフェ・ドゥ・モンドで昼食を取りました。ケベックの食道楽の旅の幕開けにふさわしい、こってりとしたデカダンスの香りのするランチでした。 パナシェでのディナーも同様においしくいただきました。 食べ物のことばかり書いていますが、郷に入っては郷に従え、ということで。
日 2
クレイジーな豚
今朝は、クレイジーな豚という意味の名前のコション・ダングで朝食を取りました。世間では、この店のペストリーやハンドクラフト式エスプレッソの味には必ず慣れていくといわれています。クロワッサンのカロリーをリセットするため、17世紀にさかのぼるケベック旧市街の建物や家々を歩いて見学しました。次にトラムに乗ってシャトー・フロンテナックへ行き、アブラーム平原から壮大な景色を眺めました。17~18世紀の衣装を着た人が多く、不思議に思っていたところ、ケベックの文化を祝う5日間のヌーベル・フランス祭の最中だったことがわかり、私たちも急いで衣装に着替えました。
日 3
グルメ・ルート
ケベックの伝統を語るには、グルメ食材は欠かせません。だから、私たちはできるだけたくさん食べることを自らの使命としたのです。アグロツーリズムに大いに関心を持つヴューのために、川を渡りオルレアン島の農場を訪れ、オーガニック食材を試食しました。その後、グルメの食べ歩きツアーに参加して旧市街へ行き、ケベックの有名シェフたちの料理を試食。まさに食道楽の夢物語です。最後はデュフラン・テラスのかわいい屋外パティオで、アペタイザーを楽しみました。ジュリーはダンスに行こうと言いましたが、食べすぎて動ける状態ではありませんでした。
日 4
パティオのハシゴ
朝起きると、昨日よりやや大きめのお腹。このあたりで少し運動をしなければなりません。そこで、セント・ローレンス川に沿って自転車とローラーブレードで走りました。ローレンス川のすばらしい景色を眺めながら、キンキンに冷えた絞りたてのシードルで喉を潤します。この日は何も予定がなかったので、地元の人にどこかいいところはないかと尋ねると、ウェンデイクを教えてもらいました。そこは、奇抜なアートギャラリーが軒を連ねる先住民族の居留地でした。ギャラリーではさんざん迷った挙句に買うものを決め、その後、サン・ロックで夜遊び。本当に楽しい夜を過ごしました。早い時間にパティオのハシゴを始められたのがよかったとジュリーは言っていましたが、翌朝の気分では、さほどよかったとは思えませんでした。それでも思い出に残る夜だったのは間違いありません。
日 5
思い出の風景
旅の最終日はヴューの提案で、1日を有意義に使うために朝早くに起き、 地元の人の言葉に従ってモンモランシーの滝を朝一番に訪れ、すばらしい写真を撮りました。次に電車に乗り、風景画のアーティストにとってはパラダイスとも称される、美しい風景の広がるベ・サン・ポールへ。アート好きな私は、どのギャラリーをのぞいても絵が欲しくなるばかり。シルク・ドゥ・ソレイユ(本当に偉大な)の創設者と人物がデザインを手掛けた超高級ホテルを見学した後、電車でホテルに戻り、つむじ風のように過ぎていったこの5日間のすばらしい思い出と食道楽の旅を締めくくりました。