ポール・ハーバー Paul Harber
オーガニック&サステナブルなワイナリーの1つ、ラヴィン・ヴィンヤードはナイアガラ・オン・ザ・レイクにある家族経営のワイナリー。オーナーのポール・ハーバーは、オーナー兼生産者です。一般開放してからまだ日が浅く2008年開業で創業12年ほどの新しいワイナリーですが、カナダ建国の年の1867年から一族が農業を営んでいるので150年以上の歴史があります。
広大なブドウ畑で栽培するぶどうは全て有機農法・バイオダイナミック農法です。ナイアガラは果物王国、シャルドネ、メルロー、カベルネ・ソーベニヨン、ピノノワールなどぶどうの他、他の地域では栽培できないようなピーチ、プラム、チェリーなどの果実、また3000平米以上の畑で野菜の有機栽培もしていてレストランの食材に利用しています。にわとりも飼育するほか、畑の草を食べてくれる人懐っこいマスコットのヤギもいますので、ワイナリーを訪ねたら動物たちにも出会えます。
ナイアガラの滝から車で10分ほどのセント・デイビッドという地域の中心にあり、周囲は住宅街、地元の子供たちが通う学校もあるので農法にも気を使っています。ワイナリーの屋根に大規模なソーラーパネルが設置され、ワイン生産に必要な電力のかなりの部分をまかなっているので、CO2排出量が最小限に抑えられています。ワイン・ブティックは、セント・デイビッドにあった1802年建築の建物を移築した歴史的価値の高いものです(町の開拓者・名士David Secordの家)。ワイナリーのアイスワインの特徴は、赤ブドウのカベルネ・フランで作られていること。カベルネ・フランは、耐寒性に優れ、気温が低いナイアガラに適していて、スパークリングでもロゼでも、凝縮感のある赤ワインでもいいし、アイスワインにもぴったり。このワイナリーは国際的に定評あるクオリティを維持しています。VQAマークが本物の品質の証です。