ハンバーガーの誘惑

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何と言ってもシーフードがお勧めのプリンスエドワード島(PEI)だけれど、実は畜産も盛んで、ビーフのほかに牛乳やチーズ、バターといった乳製品もかなりのレベルだ。

だから車で島内を走っていると、時々こんな感じでのどかに暮らしている牛たちに出会うこともできる。

カメラを向けると彼らはぐいぐいとこっちに寄ってくるけれど、なぜなのか、その理由はちょっと分からない。自己顕示欲が強いタイプなんだろうか。

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それはともかく、自慢の畜産だからこそ、アイランダーは美味しいビーフの上にとろとろチーズの乗ったハンバーガーを愛して止まないのだ。

その偏愛ぶりは、島一番のハンバーガーを選ぶために毎年コンテストが開かれていることでも分かってもらえると思う。

そんなお店の中から僕が紹介しておきたいのが「BOOMburger(ブーム・バーガー)」。この店では当たり前なのだけれど、肉も野菜も材料はすべて島のものを使う。そして冷凍食品は一切使わないのが大原則なのだ。

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もちろん「例外」もあって、季節の関係で島内では調達できない野菜がある場合は島の外から持ってくるけれど、これはもう仕方がない話だ。

だからトマトだってマッシュルームだって新鮮そのもの。パンだって本当にいい色をしている。

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そしてこのビーフを見てほしい。形が不揃いなところが冷凍ではなく、紛れもない生である証拠だ。これをこのページのトップ写真のように豪快に焼き上げる。美味しくないわけがない。

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そして、忘れてならないのはアイランダー自慢のポテトだ。

厨房の奥ではこんな若い女性スタッフがポテトの下ごしらえをしていた。生のポテトを機械にセットして、レバーをぐいっとやると、ポテトが細長く切れるという仕組みだ。

カットしたあとは水にさらし、1度油で揚げておく。お客に出す直前にもう一度揚げてサクサク、ホクホクにするのだ。

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ポテトは同じ分量になるようにカップに入れてあるけれど、実はこの横にはカップのポテトとは別に、小さなトレイに盛られたポテトがある。

実はハンバーガーとポテトを紙袋にいれたあと、トレイのポテトをザザザっと紙袋の中に流し込む。つまり「おまけ」のポテトなのだ。

おかげで紙袋の中はポテトでザクザクいっている。PEIではハンバーガーとポテト、どちらも「主役」なのかもしれない。

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僕は厨房の中に入ってポテトを揚げているところを見せてもらったけれど、油とポテトのいい香りがぶわっと立ち昇っていて、本当に美味しそうだった。

「BOOMburger」の店内には島内のポテト農家から仕入れたポテトが袋のまま山積みにされている。

そして、長靴を履いた、いかにもポテト農家、という雰囲気の人たちが入れ代わり立ち代わり「BOOMburger」にやってくる。

ポテトを育てた本人たちがわざわざ食べにやってくるのだから、このポテトが安心・安全で美味しいのはまさに「折り紙つき」だ。

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そして最終的に出来上がったこのハンバーガーを見てほしい。肉も分厚いしベーコンも挟んであるし、マッシュルームとかもうゴロゴロ、ゴロゴロ、とにかく具がたっぷりでこぼれてきてしまう。

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そしてハンバーガーのこの高さ。ほとんど「タワー」と言っていい。 島でとれた新鮮野菜がシャキシャキとしっかりしているからこそ、ハンバーガーがいよいよ高くなっているんだと思う。 島が育んだビーフや野菜だけで生み出される島のハンバーガー。 ここには自然豊かなPEIの「幸(さち)」がぎゅっと詰め込まれているのだ。

文・写真:平間俊行