バンクーバーが食の街であることに、異論の余地はありません。食の専門誌『フード・アンド・ワイン』や旅行専門誌『コンデナスト・トラベラー』の世界ベスト・フード・シティのランキングには、必ずバンクーバーがランクインしています。

メディアでの多数の受賞実績や高評価はもちろんですが、実際にバンクーバーの街を歩きながら地元の素晴らしい料理を味わってみれば、バンクーバーが食の街として賞賛を集めていることが実感できます。あちらこちらにあるフードトラックやブランチ・スポットで見られる行列、通り沿いに軒を連ねるレストランの厨房から漂う美味しそうな香り、地元の人たちがお気に入りのお店やカフェについて語る会話…。そんなシーンに出くわすたびに、そして実際に食事を楽しむたびに、バンクーバーが食の街であることにきっと納得できるはずです。

バンクーバーへの旅はグルメの旅。そこで、旅を存分に楽しめるよう、美味しいスポットを簡単にご紹介します。

食事

バンクーバーでの食事といえば、新鮮な食材や、様々な文化の影響、近代的テクノロジーが定番要素であり、食事をせずにバンクーバーを後にはできません。

太平洋岸にある都市らしく、シーフードが地元料理の大部分を占めていることが知られています。サーモンからウニまで、バンクーバーで口にするシーフードはとにかく新鮮です。それもそのはず、ほとんどが近海で獲れた食材であるため、料理の鮮度が高いのです。その好例として、貴重なシーフード料理が味わえる、10周年を迎えたスポット・プラウン・フェスティバルがあります。毎年春のたった6週間から8週間に地元でとれたボタンエビを様々な方法で美味しい料理に仕上げます。

バンクーバーで食事をすることはつまり、実に様々な文化の民族料理を味わうことでもあります。ニュー・タウン・ベーカリーで豚まんを食べ、有名人に大人気のジャパドッグ日本スタイルのホットドッグにかぶりつき、バオベイまたは​バオダウンで最新のアジア料理を試し、韓国風焼肉や点心を友達たちとわいわい楽しみましょう。また、何十店舗もあるラーメン店の中からお気に入りを探してラーメンを食べ、街中に点在するインド料理店や寿司レストランで美味しいものを堪能してください。バンクーバーへのグルメの旅は世界中のキッチンを巡る旅なのです。

バンクーバーが愛するフードトラック クレジット:Vancouver Foodie Tours

地元の料理を味わうなら、手軽ですぐに食べられるフードトラックがあります。バンクーバーでは100を超えるフードトラックが街を賑わせており、その数はカナダ随一です。新鮮なコールドプレス・ジュース感動的なフィッシュ・タコス、美味しい豚まんが食べたいなら、ストリート・フード・アプリを使って近くにあるフードトラックを探しましょう。 

そして最後に、バンクーバーの極上クラフトビールを飲まずに食事は完結しません。近年、バンクーバーはクラフトビール業界で世界的プレイヤーとして台頭しており、バンクーバーとその周辺地域には50件以上のブルワリーがあります。ホップや大麦、ラズベリーやハチミツなど、地元で採れた食材が、皆さんが想像するようなバラエティ豊かなビールになるのです。BCクラフト・ブルワーズ協をチェックして、立ち寄りたいブルワリーをリストアップしてください。

ビジズ レストラン

レストラン

バンクーバーの素晴らしいレストランをリストアップするとなると、1ページでは収まりません。10ページや50ページでも無理でしょう。ですがここでは、間違いなくリストの上位を占める、際立ったレストランをいくつかご紹介します。

シェフのヴィクラム・ビジはバンクーバーではまさにロックスター的存在です。彼は5つのレストランを経営し、自著の料理本を2冊出版しています。また、テレビ番組「ドランゴンズ・デン」(カナダの「シャーク・タンク」と同様の番組)で司会を務めていました。ビジの食欲をそそるインド料理を味わうなら、彼の名前にちなんだレストラン、ビジズで食べるのが一番です。

アナレナは雑誌「エンルート」の2015年ベスト・ニュー・レストラン・イン・カナダの1つに選ばれました。限られたメニューの中から料理を口に運んでみれば、選ばれる理由がすぐにわかります。オイスターやホタテ貝、カモ、ギンダラなどを注文し、さらにデザートのためにお腹をあけておいてください。鶏の皮を油で揚げてチョコレートでコーティングしたデザートは逸品です。

他にも、バンクーバーの料理界を賑わす新しいレストランといえば、地元の食材を素晴らしい料理に仕上げる、シェフ兼オーナーのカーティス・ルクの料理が味わえるミッションです。スタッフを信じて4品または6品のコース料理を注文しましょう。カリフラワー・ポリッジ(おかゆ)やサイドストライプ・シュリンプなどの美味しい料理に、もちろん料理に合わせたワインのペアリングを楽しみましょう。

シンプルな料理と肉への愛情がワイルドビーストの推進力です。ポーク・チーク・リゾットやポーク・ベリー&ホタテ貝、またはフォアグラを添えて肉の焼き汁から作ったソースをかけた、32オンス(約900g)の骨付きヘリテージ・アンガスのリブアイ・ステーキを頬張ってください。ただし、頬張ったまま話すのはダメですよ。

お寿司が好きな方は、おそらくカリフォルニア・ロールを食べたことがありますよね。カニの身ときゅうり、アボカドを巻いた今や定番料理のカリフォルニア・ロールは、寿司職人の東條英員さんがバンクーバーで考案したものです。彼の経験と独創性は受賞歴のある彼のお店トージョーズで味わえます。海外のベスト・スシを楽しみましょう。

ローズウッド・ホテル・ジョージアのホークスワース・レストラン

カナダのベスト・レストランのひとつとして常に名を連ねるホークスワース・レストランは高級レストランの最高峰で、カナダのコンテンポラリー料理はまるでアートのような仕上がりです。フォークを入れるのも躊躇うほどの美しさですが、躊躇うのも料理を口に運ぶまで。あまりのおいしさにあっという間にお皿は空っぽです。

最後になりましたが、ミシュランの三つ星レストランで修業を積んだニコ・シュアーマンがシェフを務めるベルギー料理レストラン、チャンバーも負けてはいません。ムール貝やAAAのビーフステーキ、ラム・シャンク(骨付き子羊)の煮込みなど、伝統料理も格別です。さらに驚くのは、これほどの美味しさを提供しながら、レストラン全体が二酸化炭素を排出しないカーボンニュートラルであるという点です。

お店をひとつに絞り切れないという方は、バンクーバーの美食ツアーに参加して、様々なレストランや料理を幅広く試食するという方法もあります。

バンクーバーのチャイナタウンはまさに食通の街です。

食通の街

時として、宿泊場所を決める上で最も重要な要素は、どこで食べたいかによる場合があります。ここではバンクーバーの主な食通の街とその特色をいくつかご紹介します。

  • 石畳の通りが続くガスタウンでは、ナイトライフと美味しい食事が楽しめます。ゆったりとした雰囲気の中で、モダンな料理や多国籍料理を味わいましょう。
  • チャイナタウンはご想像の通り、素晴らしい中華料理が溢れる街です。伝統的な焼き菓子や手軽な点心、伝統料理をモダンにアレンジした料理まで数々の中華料理が楽しめます。
  • ウェスト・エンドは今やラーメンの激戦区になっています。夜出かけるならカラオケもありますし、夜遅くに韓国料理を食べるのもいいですね。
  • バンクーバーで新しくオープンした美味しいお店を探すなら、キッツィラノはいかがでしょう。ダウンタウンから橋を渡ってすぐのところにあり、あらゆる価格帯のコンテンポラリー料理が楽しめます。
  • グランビル・アイランドには大型マーケットがあり、ピクニック用の美味しい食材から家庭料理まで、欲しいものは何でも揃います。美味しいカジュアルドリンクやダイニングもあります。
  • リッチモンドは「中国以外で最も中華料理がおいしい街」です。このエリアにある数多くの穴場や気取らないレストランは、口コミのおかげで宣伝要らずのお店ばかりです。

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