カナダのユーコン準州のモットーは「人を変える大自然との出会い」。実際、野生の魅力にあふれ、砂丘、急流、雪に覆われた氷河、巨大な渓谷など壮大な景観と多様な地形で人々に愛されています。さらに、夏至を含む6~8月は24時間「真夜中の太陽」が輝く白夜となり、時間を気にせずにアウトドア・アドベンチャーを満喫し、24時間いつでも人々との交流が楽しめます。

ここでは、州都ホワイトホースを拠点とする日帰りツアーを紹介します。気になるツアーに参加してユーコン準州の魅力を体感してみませんか。あまりに肌に合いすぎてそのまま永住してしまう人もいるくらい魅力いっぱいの地域です。

ツアーは自分の好みで組み立てることもできるほか、「Yukon Wild」や「Nature Tours of Yukon」、「Boréale Explorers」といったツアー代理店でも相談を受け付けています。地域に精通したプロのガイドが希望に合わせて最適なスポットを案内してくれます。

ユーコン川

パドリング

「Boréale Biking」で行くホワイトホースに近いユーコン川-クレジット:Boréale Explorers

パドリングが好きなら、ユーコン準州およびアラスカ最長のユーコン川は見逃せません。「ユーコン」とは、先住民のグウィッチン族の言葉で「偉大な川」を表します。このユーコン川は景観が見事で野生生物も多く、緑色に澄んだ水の流れが大きな人気を集めています。川の流れはスムーズで、決して激流ではないことからカヌーを楽しむのに最適です。周辺地域も魅力的で、先住民や1898年を含むクロンダイク・ゴールドラッシュ時代の金採掘者(両者ともにこの川を輸送に使用)が残した遺産がたくさんあります。

ガイドを伴わないカヤックやカヌーのツアーでは、「Up North Adventures」や「Kanoe People」で道具をレンタルしましょう(送迎サービスも行っています)。ホワイトホースからタキーニ川までの半日ツアーや、ラバージ湖まで漕ぎ進める全日のツアーがおすすめです。リピーターでさらに長いツアー(ホワイトホースからドーソン・シティを目指す20日間の長期旅行など)に挑戦したい人は、穴場の小グループツアーに強い「Ruby Range Adventure」が提供するツアーをご検討ください。

ホワイトホースに近いアイベックス・バレー

犬ぞり

「Muktuk Adventures」で行く初心者向け日帰りツアー(ホワイトホース)

犬ぞりは勢いよく走るため、ほとんどのツアー代理店では参加者に事前レッスンを行って腕慣らしをさせています。12頭のハスキー犬に引っ張られて新雪の中を突き進んだり、森の中で木々の間をかいくぐったりするのは、単にアクティビティとして楽しいだけでなく、ユーコン準州の長い伝統に触れることのできる方法です。「Into the Wild Adventures」のようなホワイトホースのツアー代理店が、半日または日帰りツアーを案内してくれます。また「Muktuk Adventures」では、アイベックス・バレーにある犬ぞりの観光牧場「Rookie Ranch」にゲストを案内してくれます。また、魚釣りやカヌー、スノーシュー、野生動物観察、乗船、原生地でのキャンプなどを組み込むことも年間を通して可能です。

グレーマウンテン​

マウンテンバイク

夏至の日を過ごす環境に優しいユルト&ユーコンで楽しむ自転車アドベンチャー‐クレジット:Boréale Explorers

ユーコン準州はファットバイクでも世界的に有名な地域で、冬や夏にサイクリングを楽しむことができます。グレーマウンテンのトレイルが誇る花崗岩の地表は秀逸で、あらゆる運動レベルの人に適しています。日帰りのツアーでは、壮大な眺めが見られるユーコン川トレイルの砂の斜面に挑戦しましょう。

また、テクニカル/フリーライドに適したマッキンタイア山のトレイルや、カークロスにあるモンタナ山低部のトレイルも最高です。ホワイトホース地域だけでも、500マイル(約804km)近いトレイルがあります。ホワイトホースでレンタルして1人で出かけるのもいいですし(「Cadence Cycle」や「iCycle Sport」を利用)、「Boréale Explorers」で全日または複数日の休暇を楽しむのもおすすめです。「Boréale Explorers」では自転車を貸し出しているほか、「自転車とヨガの休暇」などさまざまな思い出に残るアドベンチャーを提供しています。ホワイトホース郊外の豪華なユルトに滞在し、素朴でシックな環境で原始的なグルメ料理を堪能することができます。

クルアニ国立公園​

ハイキング

Kluane National Park, Observation Mountain, Kaskawulsh Glacier - credit: Government of Yukon/Fritz Mueller

ユーコン準州の南西部に位置し、カナダ最高峰のローガン山を含む「クルアニ国立公園保護区」を一言で表すならば「雄大」でしょう。ここは、大規模な渓谷と氷河に削られた山々が織りなす、ドラマチックで色彩豊かな場所。人里離れた険しい地域であるにも関わらず、この希少な原生地にはホワイトホースからわずか1時間で行くことができます。アウトドアの専門家の中にも、日帰りハイキングではカナダ随一のスポットだと言う人もいるほどです。「Alayuk Adventures」や「Yukon Wild」でガイドを雇うもよし、単身で出かけるもよし。見どころは、氷原や氷河の崩壊、さまざまなグリズリーベアの集団です。

ホワイトホース北部

オーロラ観賞

The Dempster Highway (Eagle Plains)

冬になると、揺れ動くオーロラを見られる確率が高まります。オーロラのショーは文字通りどこでも見ることができますが、冬に行くこと、そして街から離れて周囲に灯りのない場所で見ることが大切です。絶好のスポットに案内してくれるツアー代理店は数多くあり、一夜だけの契約でも、複数日にまたがる冬のキャンプや、快適なキャビンでの滞在(温かいお風呂やオーロラを見る座席が用意されていることが多い)でも利用できます。「Northern Tales」では、屋外に特別なキャンプを設営し、猟師や探鉱者が使用していたタイプの壁に囲まれたテントにゲストが滞在します。ドラム缶ストーブによる暖房が完備されているため快適にオーロラを観賞でき、温かい飲み物も付いてきます。

マイルズ・キャニオン

乗船/ゴムボート

川船「MVシュワットカ号」(ホワイトホースに近いマイルズ・キャニオン)‐クレジット:Government of Yukon

ゴールドラッシュ時代のニュータウン建設用地に位置し、高さ50フィート(約15m)の玄武岩質溶岩に挟まれたマイルズ・キャニオンは、1957年に広大なユーコン川に壁を築いて水力発電ダムを建設した結果できたものです。船またはゴムボートに乗って(またはハイキングで)ここを訪れ、同地域の探鉱の歴史や、1922年に建設された85フィート(約25m)の吊り橋について学びます。出発前に、ホワイトホースにある「S.S.クロンダイク号」(パークス・カナダが保存している船尾外輪船で、前世紀にユーコン川を航行した最初の300隻のうち現存する3隻の1つ)を見に行くのもお忘れなく。

カークロス​

ハイキング

カークロス砂漠‐クレジット:Government of Yukon/Derek Crowe

ホワイトホースから南に1時間足らずの場所に位置するカークロスでは、登りやすい山麓地帯でのハイキングをモンタナ山などで楽しめます。ユーコンのファットバイク愛好家が、かつての探鉱者たちの道をシングルトラックのトレイルに変えたため、あらゆる種類の昔の探鉱道具を見つけることができます。古い坑道や蒸気船の残骸を探しましょう。この地域には、ホワイト・パス・アンド・ユーコン・ルート鉄道も走っています。

夏に旅行でユーコン準州を訪れるなら、真夜中のゴルフを楽しむのも一興です。どんなプランを立てた場合も、最後はミネラル豊富なタキーニ温泉につかってください。冬には、入浴者が髪の毛を凍らせる世界的なコンテストに参加できます。自撮りに打ってつけですね。

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